2024年1月 県会長あいさつ

新年あけましておめでとうございます。

2024年、新しい年の幕開けです。より一層、皆様にとって輝かしい年になりますようにご祈念申し上げます。

さて、今年の干支は龍であります。龍は中国では古来より権力の象徴で、縁起のよい生き物とされています。また、龍年は陽の気が動いて万物が振動し、人も物も活力旺盛になって大きく成長し、さらに形が整う年であるとも言われています。

辰年に起こった出来事を羅列しますと、明治維新(1868 年)にはじまり、第1回東京五輪開催、東海道新幹線の開通(1964年)、日本一、世界では2番目に長い青函トンネル(全長53.85キロメートル)開通(1988年)したのも辰年です。

また、直前の辰年には京都大学の山中伸弥博士がiPS細胞(多能性幹細胞)の研究でノーベル医学生理学賞を受賞(2012年)。再生医療への道を開拓したことは大変に意義のあることです。まさに辰年には時代が動く出来事が起こっています。

奈良県倫理法人会におきましては、今年は設立25周年と大変に意義深い年であります。1月21日には橿原神宮会館にて、多方面より多くの方々にお越しいただき、25周年式典を開催いたします。ご存じの方も多いと思いますが、橿原神宮は日本最古の正史ともされる『日本書紀』において、日本建国の地と記されています。初代天皇である神武天皇をお祀りするめに明治時代に建設されました。神武天皇は45歳の時、宮崎から瀬戸内海を抜け大阪難波に上陸後、南下し熊野に入られました。八咫烏に出会い導かれ、吉野の険しい山を越えて大和へ。そして周辺の勢力を従え大和地方を平定したのです。これが神武東征です。そして紀元前660年の1月1日(新暦2月11日)、橿原宮にて52歳で即位され、初代天皇となられました。日本の原点である神武天皇の困難を顧みることで、私たち倫理法人会の25年の歴史も原点、そしてこれまでの歩みを顧みて、今後も必ず発展を続け、皆様だけでなく周りの方々の幸せをも支えていきたいと存じます。

さて、年明け早々で恐縮ではありますが、中間目標達成のお話を致します。奈良県倫理法人会は1月19日に中間目標達成の日が待ち受けています。各単会とも日々真剣に普及に取り組んでいただいており、その頑張りは目を見張るものであります。
目標達成に関して、世間では様々なノウハウが紹介されていることはご存知だと思います。役に立たないもの、自分に合わないものもありますが、私にとって皆さんに適した秘訣を紹介したいと思います。

それは、自分の潜在意識にある「メンタルブロック」を外すことが大切であるということです。メンタルブロックがあると、恐れや不安からくるマイナスの思考に支配され、失敗したときを見越した言い訳や、行動の抑止が起こります。

どんなことでも、何かを成し遂げている人は、メンタルブロックを外しています。プロジェクト等に取り掛かる前、そして取り掛かっている最中に「ダメだったときの言い訳」を決してしません。ダメだったときの逃げ道を作らないのです。

分かりやすい例で言いますと、試験の際に「ほとんど勉強していない」とか「今日は体調が悪いから本調子じゃない」など、その様なことを口にしたり、聞いたりしたことはありませんか。これがメンタルブロックの表れです。この癖のある人は、否定的な思い込みや固定観念で行動が抑制されています。結果、何かに取り組んでも成し遂げることができなかったり、そもそも行動に移すことすらできなくなったりするのです。

メンタルブロックは人生のいつから始まるのでしょうか。それは幼いころから刷り込まれることが多いです。学校や家庭で、チャレンジして失敗したときに友達にバカにされたり、親や先生に叱られたりした経験はありませんか?学校だけではありません。世の中には「失敗はダメなこと」だと潜在意識に刷り込む装置がたくさんあります。

また、「自分は才能がないから、できなくても仕方がない」といったような、予防線、つまりメンタルブロックをしていると、本当の「無能」になってしまいます。メンタルブロックをすることが当たり前の世間の中で育ち、また謙虚を美徳とする文化の中で生きてきた私たちは、無意識のうちにネガティブなことを言いがちです。私も過去を振り返ると、ことある度に「これ以上は無理」などと言っていました。それで「自分は頑張ったけど、ここから先は才能がある人の領域だから」などと、頑張ったけれど、と言い訳しつつ、才能がないなどと、少し謙虚になって、まるで自分のことを客観的に見る、見せることができているかのように錯覚していました。

しかしそれはただ、メンタルブロックで自分の心を守っているだけでした。「失敗したときの言い訳作り」。つまり防衛機能に過ぎなかったのです。このようなネガティブなことは、言えば言うほど成功からは遠ざかっていくことが、メンタルブロックの原因や自己分析、成功している人々の考え方の中で分かってきました。言い訳が悪いとは言いませんが、でもうまくいかない理由を探してそこに安住していたら成功の可能性からは遠のいていくでしょう。

「自分はバカだから勉強しても無駄」と言っていては本当に勉強をしなくなります。また、病的に体調が悪いわけではなくとも「体調が悪いから今日は止めておこう」と言っていたら、本当になんだか少し体調が悪い気になってモチベーションがゼロになってしまうなど、自分が発した言葉が現実になってしまうということは倫理法人会の教科書である万人幸福の栞にも書かれています。まさにメンタルブロックは、百害あって一利なしなのです。

毎回、私は「心が先に変わっていく」というお話をさせていただいています。倫理法人会の教科書である万人幸福の栞においても同様に、様々な条に書かれています。多くの人は頭では理解しているつもりでも、真実を言うと、心では理解できていません。心で理解していないから、すべきことを行動に移すことが出来ず、うわべだけの知識を勉強して分かったつもりになっているだけで終わらせています。何年もこの繰り返しで生きてきて、「頑張っているのに上手くいかかない」と嘆いている人はたくさんいると考えられます。
私の伝えたいことが分った方は、承認欲求を満たすためだけの外題学問、浅薄な学識から脱却しましょう。「心が先に理解する」ということに関して、「私はそれができているのでしょうか?」と誰かに聞きたい気持ちになることもあるでしょう。「心が先に理解する」ということは、非常に感覚的なものです。他者からは「できているか否か」を判断することは、その人の「行動」を見るしかありません。その人の行動が変わってきたら「理解できた」という状況になったと判断できます。つまり、「話を聞く→真の理解→行動が変化」の順なのです。

倫理法人会で中間目標や期末目標を達成するということは、このような心の部分、行動の部分をしっかりと根から養う訓練でもあり、それができれば自ずと自己の成長や自分の事業にはじまり、家庭や身の回りのことも好転していくとご理解ください。今一度、まずは自分が発する言葉に注意することから始めて、行動を変えていく訓練を一緒にしてまいりましょう。

冒頭でも述べた通り、今年は龍年です。龍は十二支の中で、唯一の空想上の生き物です。目の前の制約にとらわれず、自由に伸び伸びと発想、行動して、新しい時代を切り拓いていきましょう!

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