2023年5月 県会長あいさつ

風薫る五月となりましたが、皆様には天候同様ご清祥なる日々をお送りのこととお喜び申し上げます。4月29日土曜よりゴールデンウィークに突入しました。事業を行われている皆様の中にはお仕事の方も多く、「ゴールデンウィークなんて羨ましい限り」だと思っている方もいらっしゃることでしょう。

しかし、ゴールデンウィークが休みの人、楽しんでいる人々は、仕事をしている皆様のおかげで素晴らしいゴールデンウィークを過ごせているのです。この大型連休を支えている皆様の見えない貢献が素晴らしいことは間違いありません。社会貢献しているのだと誇りを胸に頑張って下さい。

また、多くの場所で渋滞が起こり、電車は大混雑、観光地はごった返しています。コロナも、マスクは自由化されたものの完全収束したわけではありません。国内外情勢も含め、何もかもがややこしく、そして予測が難しく大変な時期ですが、慌てず無事故で乗り切りましょう。


 さて、去る4月28、29日は大分へ行って参りました。実は年に1度は講演会等の仕事で大分に行っています。この機会を活用し、大分県の倫理法人会の単会のMSに参加して参りました。今回は昨年の富士研で同じチームだった倫友の講話があったのでどうしても応援したかったのです。というのも、彼は昨年、滝に打たれる修行に挑戦したのですが、滝の中で意識を失ってしまい失敗に終わりました。部屋に戻って来た彼は涙を流し落ち込んでいました。しかし彼ははまだ40歳です。人生90年時代と言われる現代においてはまだ半分も来ていません。彼は負けてはいませんでした。倫理での学びを胸に、再挑戦のため強く立ち上がったのです。1年間、毎日自宅の風呂で水をかぶる訓練を行いました。そして今年、再挑戦は見事成功しました。本当におめでたいと思います。滝行という苦難、困難を打ち破っただけではなく、それを契機として人間的な成長へとつながることでしょう。皆様方も苦難、困難にあったときは、倫理での学びを以て自己革新に挑み、人間として良く成長していく絶好の機会だと考えて下さい。


 ところで、時は更に遡り4月20日は飛鳥倫理法人会で年に一度の倫理経営講演会が開催され、法人局長にお越しいただけるというありがたいことになりました。飛鳥倫理法人会はもちろんのこと、奈良県倫理法人会一丸となって取り組むことができました。この結束が期末目標に向けての大きな勇気をいただけたことは言うまでもありません。

 倫理法人会では「物事の本質は見えないところにある」という真理を学んでいます。私は40年間葬儀の仕事を通して魂の世界(見えない世界)とお付き合いをして参りました。その中で、人間は「心=魂」という目には見えない部分が本質であって、形があって見えている骨、皮、肉、血は本質ではないという考えに至りました。ですから倫理法人会で学んでいる「『心』を変えることによって、あらゆるものが変化していく」ことと、自分の経験知がリンクするのです。

人は目に見えることをはじめ、五感で感じられる物質的なことに囚われています。五感で感じることのできないことこそが本質であり、それを感じ取ることに気づけない人が多くいます。また、気づいていてもそれができるかどうかは別の話です。倫理を学ぶことによって、私たちはより本質に近づくことができます。

 抽象的な話になってしまいましたが、倫理の心の勉強は具体的で分かりやすく、多くの方が大切なことを会得されて人間的成長を続けています。ぜひ皆様も一緒に心の勉強をしましょう。まずはほんの数分でも構いません。1度モーニングセミナーの会場に足をお運びください。お待ちしています。

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