2023年1月 県会長あいさつ

皆様、新年あけましておめでとうございます。

2023年を迎え、皆様の事業、そしてご自身の成長を新たな気持ちで誓願していらっしゃることと存じます。新しい年が皆様にとって実りの多い1年であることをご祈念申し上げます。

旧年中は急激な円安や生活必需品の値上げ、海外情勢の変化など多数の困難がありました。また、長きに渡り新型コロナウイルスのため、私たちの間に物理的に距離ができました。共に切磋琢磨する仲間が近くにいないと感じ、活動のモチベーションを維持することが難しかった方もいらっしゃったと存じます。本年は新型コロナウイルスも落ち着きをみせ、共に集う機会が多くなると楽しみにしております。


また、昨年9月より奈良県倫理法人会の会長を拝命し、早4ヶ月が過ぎました。その間、皆様方のおかげで本当に順調に進んできましたことを感謝申し上げます。今年は更に皆様方のお役に立てるよう励んで参りますので何なりとお申し付けください。


さて、新年にあたり今年の奈良県倫理法人会活動にかける想いを申し上げます。昨年も機会があるたびに人材育成については何度も申し上げてきましたが、今年は「更なる人づくり」を大きな目標と考えております。組織という城を作るのは、人であります。人材無くしては何事も成しえることができません。「地球倫理の推進」と「日本創生」に対する高い使命感と強い絆で各種活動を展開する。そのためには、奈良県倫理法人会においてもまずは幹部役員の資質の向上、そして人材発掘と人材育成が必要です。

各会社において、開発すべき「人材」とは何かと申しますと、内部顧客に当たります。従業員及び取引業者さんなど最も身近にいてくれる方々を指します。
「水魚の交わり」と言うように、日ごろから互いを大切にしあって仕事をしていれば、これほど強い絆で結ばれた内部顧客はありません。反対に「舟中敵国」、これは「君主が徳を修めなければ、味方も敵になるということ」を意味しますが、手強い敵になるのもまた味方であることを忘れてはなりません。

もっと小さな集団である家族で言えば、夫婦になると常に万人幸福の栞で学んでいる通りです。戦後にこの倫理活動が始まったのも、丸山敏雄先生が「夫婦道」という論文を寄稿したところから始まっています。

今、多くの会社で従業員の質量の問題で悩んでいる事業主が多いです、特に人数不足、人が定着しないといった悩みをよく聞きます。この問題についても倫理法人会活動の実践の中で必ず解決できます。改めて強調しますと、まず、倫理法人会の組織において「人づくり」に成功すること。すると必ず各社においても従業員や、取引先業者の育成に成功すると強く確信しています。

話は変わりまして、奈良県倫理法人会においては3つの単位倫理法人会(単会)が活動中です。それぞれの単会においての特徴や事情もこの数ヶ月で違ってきています。この年明けからはそれぞれの単会の事情に合わせた後方支援の仕方を模索していく予定です。

特に今期注力をしているモーニングセミナーにおいては、近隣他府県から、毎月選りすぐりの講師を奈良県倫理法人会から配当し、モーニングセミナーにおいて各単会の課題解決に役立つよう尽力して参ります。モーニングセミナーは倫理法人会活動の基本中の基本です。私はそのモーニングセミナーに集中して運営していただけるお手伝いをして参ります。ぜひお近くの会場のモーニングセミナーを一度体験して頂きたくお願い申し上げます。セミナーの中で必ず倫理法人会の活動を通じて自社が良くなるきっかけを得ることができるとご理解頂けると存じます。少しでも琴線に触れたのであれば思い切ってご入会されることをおすすめ致します。

今年は、癸卯。卯の刻は午前5時から7時までの2時間をさします。まさに、日の出とともに1日が始まるモーニングセミナーの時間帯です。

2023年は、私たち全員がウサギの飛躍力で一段と目標達成して参りましょう!


本年もどうぞよろしく申し上げます。

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