2022年10月 県会長挨拶
9月に新しい体制の幕が切って落とされ、順調なスタートを切り、進み出しています。
年度始め式でお伝えしましたが、まず、単会長を先頭に役職者の皆さまが「与える」ために動いて下さっていることを、心からありがたく感謝申し上げます。
また、今の期間は結果よりプロセス、数字よりストーリーを重視する期間であると考えております。結果を求めることは経営者として当然のことです。しかし、決して結果至上主義に走ることが無いよう気を付けていただきたいと存じます。
ところで、書店の本棚には自己啓発じみた営業に関するコーナーが幅をきかせています。カリスマ性のある著者たちが、「客にノーと言わせない」、「魔法のトーク」、「最強フレーズ」「〇〇するだけで売れる」といった楽をして儲かる方法を伝授すると書いた内容が大半です。しかしこれらはその実、著者の自慢話や武勇伝のようなものであり、読者のためにはならないどころか、これからの時代にはそぐわないものが多いです。つまりミスマッチなのです。
皆さんも既に気づかれていると思いますが、私たちには、その様なものは不要です。そんなことを求めていると今の市場から置き去りにされると気が付かなければなりません。
私は倫理法人会活動、特に役職者の活動においては、「売り込まずに勝つ方法」を体感していただき、それを自社で応用することによって「勝てる組織」の構築に役立てていただきたいと考えています。
9月度は必須委員会のMS委員会・朝礼委員会の活動のスタートに力を入れて参りました。
MS委員会は11月19日にMS活性化研修を、朝礼委員会は12月11日に朝礼マスター研修を開催することが決定しました。
この10月は受付システム、ゲストのフォロー、新メンバーメンタリングシステム等、加䦰副幹事長を中心に少しばかり新しいことを手掛けていただいております。
これは事業でいうと、新規顧客対応というよりは、既存顧客対応にあたります。
右肩上がりの人口増加時代には次々に新規顧客が目の前に現れてくれましたが、今の日本は人口減少時代であり新規顧客の見込みはそれほど期待できません。作れば売れ、売れれば儲かる時代は終わりました。人口減少時代に不可欠な視点は、リピーター獲得戦略であります。
そのためには顧客のフォローは必要不可欠。フォローしか売上を増大させる方法はないと言っても過言ではありません。
この考えを皆様に学んで頂けるよう、粘り強くお伝えしていきたいと存じます。皆様方の組織に定着するまでには時間が必要だとは存じますが、必ず結果が出ると信じて倫理法人会活動をしていただきたくお願い申し上げます。